どうも、なつきです。
僕らは気づかないうちに
複数の作業をこなしちゃっています。
たとえば、
歯磨きして、髪の毛を整え、
朝ごはんをかきこんで慌てて家を出ていく、
サラリーマン時代にはよくやっていました。
「幾つもの用事を同時に
こなすなんて有能だ」と思いますか?(笑)
でも、少し考えてみてください。
ふと思い返すと複数の行動をしていることがあると思います。
例えば、友人に携帯で
待ち合わせ場所を確認しながら
その場所へ向かうことも「話す・移動する」という
2つの行動をこなしていることになります。
このように複数の仕事を同時もしくは短期間に同時に
行い終わらせることをマルチタスクと言います。
確かに同時にいくつもの仕事をこなすことが出来れば
仕事の生産も上がり大きな利益を生み出せそうですし、
僕は以前まで
「おぉマルチタスクって有能!じゃん」と
思っていたのですが・・・
でも「マルチタスク」って
良いことだけではないんですよ。
会社員時代、職場に同時に幾つもの仕事が出来るやつがいました。
なんでできてんのか?紐解いていきます。
マルチタスクについて知っておくべきこと
マルチタスクとは最初にも紹介したように
同時に幾つもの仕事をこなすことです。
「すごい!」と思われるかもしれないですが、
意外と皆さん普段からマルチタスクで働いてます。
例えば・・・
主婦だったら、
子供のお弁当を作りながら
旦那さんを会社へ送り出すとか、
サラリーマンであれば、
取引先の会社まで歩いて移動しながら
スマホで話したことがあるはずです。
実は、これマルチタスクです。
「おぉ!じゃあ私はマルチタスクだな!」と
嬉しくなっちゃいますか?
でも、ちょっと待って下さい。
残念ながらマルチタスクは、
デメリットが多い作業方法なのです。
マルチタスクのデメリット
同時に色々出来るのになぜ
デメリットが多いのか?
「ながらスマホはやめましょう!」と
注意がいたるところでされ、
今では運転中の携帯による通話自体が罰則になったくらいです。
薄々はお気づきだと思いますが・・・
マルチタスクの作業は、
一つ一つの作業効率を低下させてしまうのです。
でも、それもそのはずで、
応用認知の研究でユタ州立大学の心理学教授である、
デヴィッド・ストレイヤー博士によると、
「マルチタスクで効率よく仕事ができる人間は、人類全体のたった2%」
しか存在していない報告しています。
つまり、残りの98%はシングルタスクの人間なのです。
「えっ!?でも、さっき誰でも
同時に作業しているって言ったじゃん!!」
という声が聞こえてきそうですが。
まぁまぁ、落ち着いて下さい(笑)
マルチタスクは
「同時に作業している」といっても
その作業の間、脳が物事を同時に処理しているわけではなく
スイッチを「瞬間的にカチカチ」切り替えているのです。
脳の切り替えは、
もちろん誰にでもできます。
でも「瞬間的にカチカチ」と
脳が思考の切り替え対応できるのが
世界にたった2%なのです。
今この記事を読んでいるあなたが世界で2%の
マルチタスクの天才なら良いのですが、、、
多分(失礼ですが)違いますよね。
もちろん僕も違います。
だからこそ
「同時に作業している」と作業効率は下がり
シングルタスクより利益が少ないのです。
具体的な例で考えてみましょう。
仕事をしていると
集中力がピークに達するのに20分かかると言われています。
もしマルチタスクで
作業をしているとして
25分後に別の仕事に変更したとします。
つまり集中して作業できたのは5分だけだったと言えます。
でもシングルタスクの場合、
40分作業をすれば
20分集中して仕事を続けたことになります。
マルチタスクで2つの仕事を同時進行したとしても
集中して作業が出来る時間が5分であれば、
シングルタスクの作業効率には及ばないのは一目瞭然ですよね。
マルチタスクによるストレス
さらにマルチタスクのデメリットは
作業効率の低下だけではありません!
なんとマルチタスクは、
大きなストレスになるのです。
複数の作業を同時で行おうとすると、
脳内ではコルチゾールというホルモンが出るのですが
このコルチゾールというホルモンは、
ストレスホルモンの一種で
思考を妨げる働きがあります。
仕事の効率が下がるだけでなく、
人体にまで影響を与えるマルチタスク
怖いですな・・・。
マルチタスクを抑える正しい方法
「そんなデメリットばかりのマルチタスクなら、すぐにやめよう!」と
思われるかもしれませんが・・・
そう簡単には出来ないんです。
マルチタスクには、
何とも言えない「魅力」があるからです。
マルチタスクのデメリットを知るまでは
「えっ!同時に幾つもの仕事が
出来るって凄くない!?」と
思っていませんでした?
実際にマルチタスクで仕事を行うと・・・
- 「すごい!」
- 「有能!」
と思ってしまいがちです。
マルチタスクの自己肯定により、
なかなか辞めることが出来ないのです。
ではどうすれば、
マルチタスクを正しく抑えることが出来るのか?
簡単な方法は、
マルチタスクで作業をすればよいのです。
ただし!時間を決めてです!
この時間帯だけはマルチタスクで作業するけど、
後の時間帯はシングルタスクで作業をするようにするのです。
この方法なら「マルチタスクで作業がしたい!」という欲求を
正しく抑えることが出来ます。
マルチタスクについて正しく理解して効率よく仕事をしよう!
「仕事を幾つも同時に対応することが出来る」なんて聞くと
ちょっと憧れちゃいますけど・・・
世界の2%しかそんな人はいないのです。
仕事を効率よくこなしている、
恐らくシングルタスクで集中して
一つずつ仕事を終わらせているのです。
是非、皆さんもマルチタスクについてよく理解して
正しい方法でマルチタスクからシングルタスクで
仕事が出来るように目指しましょう!
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最後まで読んでいただきありがとうございました。